考えるを考える

大阪城公園で見つけた顔がある葉っぱ prwriter

最近、クライアントさんが「思ってることを伝わるように言葉にしたい」という悩みがあり、一緒に考えることが多いです。
例えば、友達とランチに行ったときの感想を書くとき
私もそうですが「おいしい」と一言の言葉で片づけてしまうこと多くないですか?

そりゃ「まずい」「おいしい」の2択なら「おいしい」なんでしょう。
でも、自分の中では、この「おいしい」は、キノコとバターの混ざり合ったソースがおいしい。この柔らかい焼きたてのパンの香りがたまらない。とか、ちょっとおいしいのではなく、いつもの昼ご飯に比べものにならないくらい「ものすごくおいしい」など飲み込んだ言葉があったかも。

そこを深く伝えようとするだけで、伝わり方が全然違う。

深く考えることを解像度を上げるという言葉で最近は書かれていることが多くなりました。私はこの解像度を上げるという言葉を、最近まで勘違いしていました。そう、私は単に、細かく状況や事実を詳しく書くようなイメージだったんです。なので、なぜ解像度をあげるといいのかピンと来ていませんでした。

そして最近やっと意味を理解したのです。
解像度をあげるというのは、何故そう感じたかという気持ち、感覚を深く書くことなんだと最近気づいたんです。一般的な状況ではなく、その場で自分がどう感じたかというのが大事。これこそが他の人には真似できないもの。

だから気持ち、感じたことを深く書くために考える。
世の中が考えないという方向に向かってるなか、考えないと伝わらない。考えないと文章が書けない、考えないと写真が撮れない、考えないとAIのプロンプトが書けない。

ラクしすぎた暮らしの反動がここにきて突き付けられてる。なので私は考える続けるために必要なことを考え中。考えるを伝えるために考え中の毎日です。

最近読んだ本
「言葉にできる」は武器になる。 単行本 – 梅田 悟司(著) https://amzn.to/4g5cJw4
「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない (ディスカヴァー携書) 新書 – 三宅 香帆 (著) https://amzn.to/4iiqARg
文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる文章の書き方29の掟 単行本(ソフトカバー) – pato (著)  https://amzn.to/4itXMFJ
人気スピーチライターが教える モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座 単行本(ソフトカバー) – ひきた よしあき (著)https://amzn.to/4itXMFJ